Evidora
Evidence-First Workflow for Back Office
人事・総務・経理などのバックオフィス業務で、タスク処理と証跡(Evidence)管理をワークフローとして一体化するSaaS。
プロダクト概要
Evidora(エビドラ)は、人事・総務・経理などのバックオフィス業務で発生する「タスク処理」と「証跡(Evidence)」を、ワークフローとして一体化するSaaSです。
最大の特徴は、証跡を"添付で後付けする"のではなく、最初から業務構造として結びつけることです。
- ワークフロー(業務の流れ)
- タスク(人がやる作業)
- 証跡(Evidence)(メール・ファイル・承認履歴)
Evidoraが解く課題(バックオフィスの現実)
バックオフィスのワークフローは、現場の実務が複雑なのに対して、ITの最適化が進んでいないことが多い領域です。
既存サービスには「この領域に特化した強いプロダクト」や「ワークフロー専用ツール」はあります。しかし、人事・総務・経理に向けて"汎用性が高く、とっつきやすい"形で、業務の流れと証跡を一体で扱えるサービスは少ない(あるいは使い始めのハードルが高い)と考えています。
- 情報の置き場が分断される:Gmail / Google Drive / スプレッドシート / ワークフロー / チャット…
- 監査・内部統制・引き継ぎで困る:根拠がどれか、誰が何を見て判断したか、後から説明しにくい
- 「仕事は終わったが、説明できない」状態が起きやすい
解決したい課題(思想)
現場の現実
- バックオフィス業務は、Gmail / Google Drive / Excel(スプレッドシート)/ ワークフローシステムなどが分断されがち
- 監査・内部統制・引き継ぎの場面で「なぜこの承認になったのか?」「根拠のメールはどれ?」「誰が・いつ・何を見て判断したのか?」が追えない
既存ツールの限界
「仕事は終わったが、説明できない」状態が常態化する
- ワークフローSaaS:承認フローはあるが、証跡は添付ファイル扱いになりやすい
- タスク管理:作業は管理できるが、業務の意味や根拠が残りにくい
- Google Workspace:情報はあるが、業務構造がない
Evidoraのコアコンセプト
Evidence-First Workflow / Reference-Based Approval / Zero-Attachment Workflow
「この業務は、どの情報を根拠に、誰が判断したのか?」を"後から頑張って探す"のではなく、最初から構造として残す。
Evidence-First Workflow(証跡優先のワークフロー)
各ステップは「何を根拠(Evidence)として参照するか/何を生成するか」を前提に設計します。
証跡は添付ファイルの"オマケ"ではなく、意思決定の根拠として中心に置きます。
- ステップごとに必要な証跡(Evidence Requirement)を定義できる
- 証跡の参照・生成がワークフローの一部として記録される
Reference-Based Approval(参照ベースの承認)
承認は"添付を読む"ではなく、「この判断に使われた情報」を参照して行うモデルです。
プライバシーと監査性のバランスを取りながら、承認者が根拠にアクセスできる状態を作ります。
- Evidenceは「所有者」+「参照権限」で制御する
- 監査ログに「誰が/いつ/どのEvidenceを参照したか」を残す
- 参照した"時点の内容"を常時スナップショットし、後から検証できる状態を作る
Zero-Attachment Workflow(ゼロ添付ワークフロー)
一般的なワークフローでは「添付が必須」になり、何も添付しない手続きが作りにくいことがあります。
Evidoraでは"添付がなくても成立する"ことを基本にしつつ、必要な場合はPDF等の添付も取り込める、汎用ワークフローとして設計します。
- 添付がなくてもOK(一般的なワークフローツールとしても使える)
- 添付が必要ならOK(PDFなどの添付ファイルをEvidenceとして保存できる)
- Gmail/Driveなど外部情報は、参照可能な形で紐づけつつ、参照時点を常時スナップショットして追跡できる
ワークフロー構築体験(ノーコード)
Evidoraは、現場が"自分たちで"ワークフローを構築できることを重視します。
UI上でカードを選んで並べるだけで、業務の流れ(Step)を組み立てられる設計です。
- タスク、条件、担当者(Role)、期限、必要証跡(Evidence Requirement)をUIから設定
- 「完了したら次のワークフローを自動で立てる」「担当者を自動アサインする」といった連鎖を作れる
- 下書き自動セーブ(Draft Auto-Save):構築中のワークフロー定義は常に保存し、ページを離れても書き直しにならない
- 汎用性(どのバックオフィス業務にも応用)と、とっつきやすさ(使い始めの軽さ)を両立する
Draft Auto-Save(下書き自動セーブ)
ワークフローを作る作業は、考えながら試行錯誤することが多く、入力途中でページを離れたり、タブを閉じてしまうことも現実的に起こります。
Evidoraは、構築中(編集中)の内容を常に保存し、最初から書き直しにならない"当たり前の使い心地"を標準機能として提供します。
- ユーザーが編集中のワークフロー定義を常時保存(明示的な保存ボタン前提にしない)
- 意図しない離脱(更新・タブ閉じ・通信断など)でも復帰しやすい
コア機能
ワークフロー定義
ノーコード/ローコードで構成し、業務の流れを「Step」として表現します。
構成要素:Step(ステップ)/ Task(タスク)/ Role(役割)/ Evidence Requirement(必要証跡)
- 例:稟議申請
- 1) 申請タスク:必須 Evidence = Gmailスレッド1件(任意でDriveファイル)
- 2) 上長承認:申請時Evidenceを参照
- 3) 経理確認:追加Evidenceとして請求書PDFを紐づけ
タスク管理
- タスクはワークフローに紐づく(原則として単体タスクは存在しない)
- 各タスクは状態(Pending / In Progress / Done)、担当者、期限、Evidenceリンクを持つ
Evidence(証跡)管理(最大の差別化ポイント)
Gmail連携
他人のGmailをサービス側が勝手に読むことはしません。
- OAuthにより、ユーザー本人が許可したGmailのみ参照可能
- 特定メール or スレッドをEvidenceとして紐づけ
- 件名・送信者・日時・Message-IDを保存
- 本文は常時スナップショット(参照リンクも併用可能)
承認者による参照モデル
プライバシーと監査性のバランスを取る
- Evidenceは「所有者」+「参照権限」モデル
- 承認者は、本文の全文コピーではなく「この業務判断に使われた情報」として参照する
- 参照対象は"いつでも同じ内容"ではなく、参照時点を常時スナップショットして追跡できる
Google Drive連携
「後から差し替えた」問題を防止する
- DriveファイルをEvidenceとして紐づけ
- 参照時点を常時スナップショット(ファイルID / バージョン / 参照時点のハッシュ等)
- 差し替えや版更新が起きても、当時の判断根拠を後から説明できる
添付ファイル(PDF等)
Evidoraは「添付がなくても成立する」ことを重視しますが、現場ではPDF等の添付が必要な業務も存在します。
そのため、添付ファイルはEvidenceとして取り込み、ワークフローの判断根拠として扱えるようにします。
- 添付ゼロでもOK(何も添付しない手続きが作れる)
- 添付がある場合は保存する(例:メール添付のPDF、アップロードされたPDF)
- 添付も含めて参照時点を常時スナップショットし、後から追跡できる
監査・内部統制(Pマーク等)への効き方
Evidoraは、証跡を"補完"し、業務の説明可能性を高めることで、監査・内部統制・規程運用の土台を作ります。
ここでのポイントは「証跡を保管する」だけではなく、ワークフローの各判断がどのEvidenceに基づいたかを追える状態にすることです。
- 参照ログ:誰が/いつ/どのEvidenceを参照したか(説明責任の裏付け)
- 差し替え対策:参照時点を常時スナップショットし、後追い検証を可能にする
- 最小権限:閲覧/コメント/編集不可を基本として情報リスクを下げる
データポータビリティ(エクスポート)
サービス側がデータを保持する一方で、ユーザーが「あとから自分で取り出して確認したい」「別の用途で見返したい」というニーズは現実に起こります。
Evidoraは、実行されたワークフロー(実行ログ・証跡参照・判断履歴など)をエクスポート可能な状態にすることを前提に設計します。
- 実行済みワークフローを取り出せる(監査対応・引き継ぎ・社内説明のため)
- Evidence参照履歴や承認履歴も含めて"説明可能な形"で持ち出せる
権限・セキュリティ思想
- 最小権限原則
- Evidenceは「閲覧可 / コメント可 / 編集不可」を基本とする
- 監査ログ:誰が / いつ / どのEvidenceを参照したか
技術的前提(初期想定)
- Backend:Rust(Axum / Actix想定)
- Frontend:React / Next.js(想定)
- Auth:Google OAuth
- Storage:DB(PostgreSQL / SQLite for MVP)
- 外部連携:Gmail API / Google Drive API
MVP定義
MVPで必ずやること
- ワークフロー定義(最小)
- タスク実行
- Gmail Evidence 1件紐づけ
- Drive Evidence 1件紐づけ
- 承認フロー
- Evidence参照UI
MVPでやらないこと
- 高度な自動化
- AI要約
- 他社SaaS連携
ネーミング・ブランド
プロダクト名はEvidora。語源はEvidenceと、語感重視の造語(Dora)。
- Evidora Workflow
- Evidora Evidence
- Evidora Core
コンセプトの呼び名(候補)
Evidoraの中核コンセプトに"覚えやすい呼び名"を付けるための候補です。
重複の最終確認はWeb検索や商標調査が必要ですが、まずは"方向性が伝わる"案を並べます。
3本柱をまとめる総称
- EvidenceLink Workflow(エビデンスリンク・ワークフロー)
- Proof-Referenced Workflow(プルーフ参照ワークフロー)
- Attachless Evidence Flow(添付ゼロの証跡フロー)
- SnapTrace Workflow(スナップトレース・ワークフロー)
- RefProof Flow(リファレンス・プルーフ・フロー)
柱ごとの呼び名(日本語寄り)
- 証跡ファースト設計(Evidence-First Workflow)
- 根拠参照承認(Reference-Based Approval)
- 添付ゼロ運用(Zero-Attachment Workflow)
- 常時スナップショット(Always-On Snapshotting)
- 下書き自動セーブ(Draft Auto-Save)
作成・更新履歴
更新時は、このページに「Updated: YYYY-MM-DD」を追記していきます。
- Author: nozdevel
- First published: 2025-12-27